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2024.06.28

【2024年最新版インテリアトレンド】サステナブル&癒しの空間作りを徹底解説

【2024年最新版インテリアトレンド】
サステナブル&癒しの空間作りを徹底解説

 

2024年のインテリアデザインの最新トレンドを知りたいですか?今回のブログでは、サステナビリティをキーワードに、無垢材や籐の使用、リサイクル・アップサイクル素材の活用、自然素材の魅力について詳しく解説します。
また、グレー&ブラウンのカラーコーディネート、カラードレンチング、大理石の多用途な魅力、「ヌック」で作る癒し空間、そしてタイパに優れた規格住宅など、2024年の注目ポイントを網羅。最新のインテリアスタイルとキーワードを知ることで、あなたの住まいをより魅力的かつ環境に優しい空間に変えるヒントが満載です。
今回の記事を読めば、トレンドを取り入れたスタイリッシュで持続可能なインテリアを実現するヒントを得ることができるでしょう。

 

(1)2024年はインテリア業界も「サステナビリティ」がキーワード

 

1.自然の温もりと美しさを取り入れる、無垢材と籐

無垢材や籐(ラタン)などの自然素材を使用した家具やインテリアは、2024年のインテリアデザインの中心となっています。
これらの素材は、自然の温もりと美しさを空間に取り入れることができるため、多くのデザイナーや消費者に支持されています。

無垢材は、合板や集成材とは違い、一枚板の木材を使用するため、耐久性が高く、長寿命です。
また、使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しむことができます。
特にオークやウォールナット、チェリーなどの高級木材が人気で、ダイニングテーブルやチェストなどに多く使われています。

また、籐は、軽量でありながら耐久性があり、独特の編み目が美しい素材です。
籐を使用した家具やインテリアは、ナチュラルでエコフレンドリーな雰囲気を演出するのに最適です。
特に、チェアや照明器具、バスケットなどに使用されることが多く、リゾート風のリラックスした空間作りに適しています。

2.リサイクル・アップサイクル素材でつくる、サステナブル&個性豊かな空間

リサイクル素材やアップサイクル素材を使用したアイテムは、環境負荷を減らすだけでなく、ユニークで個性的なデザインを楽しむことができます。
2024年は、こうした持続可能な素材を使用したインテリアがますます普及しているようです。

リサイクル素材としては、プラスチックやガラス、金属などが挙げられます。
例えば、リサイクルプラスチックを使った家具や装飾品は、廃棄物を減らし、新たな資源を生み出すサステナブルな選択です。
また、リサイクルガラスを使用したランプやアクセサリーは、美しい光の反射を楽しむことができ、環境にも優しい選択と言えるでしょう。

アップサイクル素材は、従来廃棄されるはずだった素材を新たな価値あるアイテムに変えるというものです。
古い木材を使った棚や、ヴィンテージの布を使ったクッションカバーなど、過去の素材を再利用することで、独自のストーリーを持つアイテムを作り変えることができます。
これにより、廃棄物を減らし、個性豊かなインテリアを楽しむことができるでしょう。

3.「自然素材の活用」は2024年の重要なキーワード

自然素材の活用、つまり、木材、石、リネン、コットンなどの自然素材は、その美しさと機能性から多くの支持を集めています。

特に森林管理協議会(FSC)の認証を受けた木材(FSC認証木材)は、持続可能な森林管理の証として注目されています。
FSC認証木材を使用した家具は、環境保護に貢献しながらも高品質な製品を提供します。これにより、消費者は環境に配慮した製品の選択を行うことができるのです。

石材は、キッチンのカウンタートップやバスルームのタイル、暖炉の周りなどに使われ、豪華さと耐久性を提供します。
特に、大理石や花崗岩などの高級石材は、その美しい模様と質感でインテリアを格上げします。
リネンやコットンなどの天然繊維は、カーテンやクッション、ベッドリネンなどに使用され、その柔らかな触感と通気性の良さで快適な空間を作ります。
また、これらの素材は再生可能であり、環境に優しい選択と言えます。
さらに、植物由来の材料から作られるバイオプラスチックは、生分解性があり、使用後も自然に還ることができ、環境に優しい新しい素材として注目されています。
バイオプラスチックを使用した収納家具は、環境への負荷を減らしつつ、スタイリッシュなデザインを提供しています。

 

(2)2024年インテリアトレンド:カラー、素材、空間から解説

 

1.「グレー&ブラウン」のカラーコーデがトレンド

2024年のインテリアデザインにおいて、「グレー&ブラウン」のカラーコーディネートがトレンドとなっています。
この組み合わせは、モダンでありながら温かみのある雰囲気を作り出すことができ、幅広いスタイルに適応します。

グレーは洗練されたクールな印象を与える一方で、ブラウンは自然で落ち着いた感じを演出します。
この二つの色を組み合わせることで、バランスの取れた空間を作り出すことができます。
例えば、グレーの壁にブラウンの家具を配置することで、視覚的に引き締まった印象を与えつつ、温かみも感じられるリビングルームが完成します。

また、グレー&ブラウンのカラーコーディネートは、自然素材との相性も良く、木材や石材を使ったインテリアと組み合わせることで、さらに魅力的な空間を作ることができます。
こうした配色は、ミニマルでエレガントなデザインを好む人々に特に人気があるようです。

カラードレンチングの活用も人気
さらに、「カラードレンチング」も2024年のトレンドとして注目されています。
カラードレンチングとは、特定の色を部屋全体に取り入れることで、一貫性のある統一感を演出する手法です。
この手法を取り入れることで、グレー&ブラウンの色調を強調し、部屋全体に深みと統一感を持たせることができます。

例えば、グレーを基調とした部屋では、壁、天井、カーテン、家具などすべてにグレーの異なるトーンを使用し、深みと奥行きを持たせます。
そして、アクセントとしてブラウンを取り入れることで、温かみを加え、居心地の良い空間を作り出すことができます。
カラードレンチングを取り入れることで、単なる色の組み合わせ以上に、部屋全体が一つのアート作品のように感じることができます。

2.インテリア性と実用性を併せ持つ大理石

大理石は、その美しい模様と高級感から、長年にわたって人気のある素材ですが、2024年はさらに注目されています。
大理石はインテリア性と実用性の両方を兼ね備えており、キッチンカウンターやバスルームのタイル、テーブルトップなど、多岐にわたる用途に適しています。

大理石の特徴は、その耐久性とメンテナンスの容易さです。
適切なシーリング処理を施すことで、シミや傷から保護され、長期間にわたって美しさを保つことができます。
また、天然石ならではの個性的な模様が、一つ一つ異なるため、ユニークな空間を演出にも最適です。

大理石は、インテリアに高級感をもたらすだけでなく、その冷たい表面が夏場に涼しさを感じさせるなど、実用的なメリットもあります。
さらに、色やパターンのバリエーションが豊富なため、どんなインテリアスタイルにも適応します。

3.「ヌック」でつくる、自分だけの癒し空間

2024年のインテリアトレンドの一つとして、「ヌック」と呼ばれる小部屋が注目されています。
ヌックは、家の中にある小さな(2~3畳程)隠れ家的なスペースで、読書やリラックス、作業などに最適な場所です。
ヌックの魅力は、そのプライベート感と居心地の良さです。
例えば、窓際に小さな読書コーナーを作り、クッションやブランケットで装飾することで、日常の喧騒から離れてリラックスできるスペースを確保できます。
また、家庭内の余ったスペースを有効活用することもでき、機能的で効率的な空間となります。

ヌックは、小さなスペースを最大限に活用するための創造的なアイデアが詰まっており、カスタマイズの自由度が高いのも魅力です。
特にコロナ禍以降は人気が高まっており、自宅でのリラックスや趣味の時間を作り出すプライベートな空間として注目されています。

4.メリットが多い規格住宅はタイパとしてトレンド

規格住宅とは、工務店やハウスメーカーがあらかじめ設定した規格に基づいて建てられる住宅を指します。
フルオーダー住宅でもなく、建売住宅でもない、ある程度の間取りとデザインは決まっていますが、コスト計算がしやすく、また工務店やハウスメーカーの人気のデザインや得意な工法などが活かされているため、完成のイメージがしやすいことや建築期間も短縮されるなど、メリットが多いと言えます。

注文住宅の場合は、自由度が高く、好みの住宅を建てられるのはメリットですが、「何から決めれば良いかわからない」「時間がかかりすぎて大変」と感じる方がいるのも事実です。規格住宅は、標準化された部材や工法を使用することで、設計や施工の効率が向上し、コストパフォーマンスの高い住宅を提供できます。

2024年は、タイパ(Time Performance:費やした時間に対する満足度や効果の比率)がトレンドとなっており、規格住宅で家を建てることが再評価されています。

さらに、規格住宅は持続可能な建築方法としても注目されています。
規格住宅の標準化されたプロセスにより、廃材の削減、リサイクルの促進など環境への負荷を軽減することが可能とされています。
こうしたエコフレンドリーな規格住宅の特徴も、2024年のトレンドに合致しているのでしょう。

 

まとめ

2024年のインテリアは、サステナビリティと癒しをキーワードに、自然素材やリサイクル素材、大理石、ヌック、規格住宅などが注目されています。
無垢材や籐など自然素材の魅力を活かし、リサイクル・アップサイクル素材で個性豊かな空間を演出します。
グレー&ブラウンのカラーコーディネートやカラードレンチングで統一感を持たせ、大理石の高級感と実用性を取り入れたデザインが人気です。
「ヌック」で作る癒し空間やタイパに優れた規格住宅も注目され、環境に配慮しながらスタイリッシュなインテリアを実現するヒントが満載です。
これらのトレンドを参考に、自分に合ったトレンドを取り入れて、快適で心地よい空間を演出してみてはいかがでしょうか。

 

参考: