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2024.05.31

住宅リフォームの流れと成功の秘訣!部位別費用相場とコストダウンの方法も

住宅リフォームの流れと成功の秘訣!
部位別費用相場とコストダウンの方法も

 

住宅リフォームに興味はあるけれど、具体的に何から始めればいいのか、どのような手順を踏むべきか迷っていませんか?
今回のブログでは、住宅リフォームの流れとポイントを詳しく解説します。
リフォームの計画から工事完了までのプロセスを知ることで、安心してリフォームを進めることができます。
また、各部位のリフォーム費用の相場や、コストを抑えるための方法についてもご紹介します。
この記事を読むことで、リフォームの全体像を把握し、費用を抑えつつ満足度の高いリフォームを実現するためのヒントを得ることができます。
これからの住まいをより快適にする為に、ぜひ参考にしてください。

 

(1)住宅リフォームの流れとポイント

長年住み慣れた家は、愛着がある反面、傷みや老朽化が気になるものです。そのような時におすすめなのが住宅リフォームです。
ここでは住宅リフォームの具体的なプロセス、ポイントについて解説します。

1.リフォーム内容を決める

まずは、リフォームを行う目的を整理し、具体的にどの部分をどのように改善したいか、内容ををまとめることが重要です。
それには、家族の意見を取り入れ、リフォーム後の生活のイメージを共有する事が大切です。
また、予算的にもすべての要望が叶うわけではいので、要望の優先順位を決めておくことも行いましょう。

2.情報収集する(予算の目安など)

リフォームの内容が確定したら、次は情報収集です。実際にはインターネットやリフォーム雑誌などでリフォームにかかる費用の目安やリフォームの具体的な設備、デザインなどを調べます。
デザインなどが決まったら優先順位の高い内容から、実際に見積もりをとるなどして、大まかな予算感を掴むことが重要です。

3.リフォーム業者を選定する

リフォームの具体的な内容、設備などのデザイン、予算感などが把握できたら、次はリフォーム工事を行っていただく業者の選定です。
ここは、複数(3社程度)の業者に見積リを依頼し、比較検討することが推奨されます。
見積もり金額の安価な業者を選定しがちですが、ここは、金額以外に業者の施工実績や口コミ、評判、対応の丁寧さ、資格や保証制度の有無など、総合的に判断しましょう。

4.工事契約

工事業者が決まったら、具体的な工事内容と費用を確認し、工事契約を行います。
契約書には、工事の範囲、使用する材料、工期、費用、支払い方法などが明記されます。
契約前に、不明点や疑問点を確認し、契約内容を納得した上で署名してください。契約書は後々のトラブルを避けるために重要な書類となります。

5.工事の進捗を確認する

工事が始まったら、定期的に進捗を確認します。工事の進捗状況や作業内容について、業者と密に連絡を取り合い、問題が発生した場合には速やかに対処します。
また、現場を訪れて工事の進み具合をチェックすることで、計画通りに進んでいるかを確認し、必要に応じて変更を依頼することができます。

6.工事後の確認

工事が完了したら、最終的な確認を行います。リフォーム後の住まいが契約内容通りに仕上がっているかをチェックし、不具合や気になる点があれば修正を依頼します。
すべてが問題なく完了したら、引き渡し書類に署名し、リフォーム工事は終了となります。
最後に、設備の取扱説明書の受け取りや保証(瑕疵保証など)内容、アフターサービスについても確認しておきましょう。

 

(2)リフォーム費用の相場

リフォーム費用は工事内容によって大きく異なり、キッチン、風呂・浴室、トイレなど部位により、費用相場が異なります。
リフォームにかかる費用は一般的に、10万円~150万円が相場で、リノベーションの場合は、300万円~2,000万円程度かかることもあります。
ここでは、各リフォーム部位についての費用相場を解説します。
ただし、具体的な金額は、地域や業者によって異なる場合がありますので、あくまで参考としてお読みください。

※リフォームとリノベーションの違いについてはブログ「住まいをアップグレード!リフォームとリノベーションの違いを知る」を参照してください。

1.キッチン

キッチンのリフォーム費用は、50~200万円が一般的な価格帯です。
システムキッチンの交換は設備のグレードやキッチンのレイアウトなどにより大きく価格が変わります。
・システムキッチンの導入: 60万円~150万円
・レイアウト変更や配管工事: 10万円~50万円
・内装工事(壁紙、床など): 5万円~20万円

2.トイレ

トイレのリフォーム費用は10~50万円が一般的な価格帯です。
トイレ本体の交換や、内装のリフォームであれば10~20万円が一般的です。
・便器の交換: 5万円~20万円
・内装工事(壁紙、床、天井): 3万円~15万円
・手洗いカウンターの設置: 5万円~10万円

3.お風呂

浴室のリフォーム費用は50~150万円が一般的な価格帯です。
ユニットバスからユニットバスへの工事はグレードが低い場合は40~75万円ほどです。
在来工法からユニットバスへのリフォームでは、解体費用が高くなるため65~150万円程度が相場となっています。
・ユニットバスの交換: 50万円~150万円
・配管工事: 10万円~30万円
・内装工事(壁、床、天井): 10万円~20万円

4.リビング

リビングのリフォームは内装のみのリフォーム(床や壁紙の貼り替え)か間取りを含めた変更かで大きく費用が変わります。
間取り変更の場合は100~300万円ほど必要になります。
・床の張り替え: 10万円~30万円
・壁紙の貼り替え: 5万円~20万円
・天井の塗装や補修: 5万円~15万円

5.玄関

玄関のリフォーム費用は10~50万円が一般的な価格帯です。
玄関ドアの交換や玄関の内装工事は30万円未満ですが、玄関間口を広げる場合は30万円以上かかります。
・ドアの交換: 10万円~30万円
・玄関収納の設置: 5万円~15万円
・内装工事(壁、床など): 5万円~20万円

6.外壁塗装・外装材

外壁塗装の場合は、使用する塗料のグレードによって費用が変動します。
塗料は安いもので1坪当たり1万2千円からありますが、耐久性の高いものでは2万円を超えます。
ですが、高額となる優れた塗装も、長期的視点で見れば、コストパフォーマンスが良いことがあるので、塗料選びは慎重に考える必要があります。
・塗装のみ: 50万円~100万円
・サイディングの張り替え: 80万円~150万円
・補修工事: 10万円~30万円

7.屋根塗装・屋根の葺き替え

屋根塗装の場合は屋根の面積と使用する塗料によりますが、ほとんどの場合、100万円以内で可能です。
ただし、屋根の重ね葺きや葺き替えの場合は、100~150万円程度必要となります。
・塗装のみ: 30万円~80万円
・葺き替え: 80万円~150万円
・補修工事: 10万円~50万円

(3)リフォーム費用のコストダウンの方法

業者にリフォームの見積もり依頼すると、予算オーバーするケースがよくあります。そのような場合どうすれば予算を収めることができるのでしょうか?
基本的には、現状の予算を提示してリフォーム業者に相談し、提案していただくことがひとつの方法と言えます。
その前に、家族間でもコスタダウンについて話しあうことも大切です。
家族間でよく話合い、検討した上でリフォーム業者に相談し、提案いただくことが良い解決策となります。ここでは、4つのポイントを解説します。

1.工事内容を見直す

リフォームの予算がかなり、オーバーし、大きくコストダウンが必要な場合は、工事内容を見直すことが重要です。
必要最低限の工事に絞り、優先順位をつけることで、無駄なコストを削減できます。
例えば、リビング全体のリフォームを検討している場合でも、壁紙の貼り替えや床の補修など、部分的なリフォームに留めることでもコストダウンできます。
また、既存の設備やレイアウトの現状を活かすことで、大規模な変更を避け、コストを抑えることができます。

2.使用する建材のグレードを見直す

使用する建材のグレードを見直すことも効果的なコストダウンの方法です。
高級な建材や最新の設備は魅力的ですが、予算オーバーの原因にになっている場合が多くあります。
特にキッチンやバスルームなどの設備においては、必要最低限の機能を持つ廉価版の製品を選ぶことが推奨されます。

3.まとめてリフォームする

複数のリフォームをまとめて行うことで、コストダウンを図ることができます。
例えば、キッチンとリビングのリフォームを別々に行うのではなく、一度に依頼することで、業者の出張費や設置費用を一括で抑えることができます。
また、材料費もまとめて購入することで、ボリュームディスカウントを受けられる可能性があります。
さらに、同時に工事を進めることで、工期を短縮し、工事中の生活への影響を最小限に抑えることができます。

4.補助金を活用する

リフォームに対する補助金や助成金を活用することも、コストダウンに有効です。
国や地方自治体では、エコリフォームやバリアフリー改修、耐震補強などに関して補助金を提供している場合があります。
これらの補助金制度を上手に利用することで、リフォーム費用の一部をカバーし、全体のコストを抑えることができます。
補助金の申請には、条件や手続きが必要ですので、リフォーム業者と相談しながら進めると良いでしょう。
補助金が適用されやすい工事として、
・住宅設備の入れ替え
・窓の入れ替え
・給湯設備の入れ替え
などがあります。

また、現在、国が支援している「子育てエコホーム支援事業」の中にはリフォームに関する補助金があります。
詳しい内容はこちらのブログ「住宅購入・リフォーム関連 最新の補助金、助成金情報(2024.01)」で紹介していますので、確認すると良いでしょう。

まとめ

住宅リフォームは、計画から業者選び、工事の進行管理、コストダウンの工夫まで、さまざまなステップがあります。
リフォームの目的を明確にし、情報収集を行い、信頼できる業者を選定することで、スムーズなリフォームが実現します。
また、各部位のリフォーム費用の相場を知り、工事内容や建材のグレードを見直すことで、コストを抑えつつ満足度の高いリフォームが可能となります。
リフォーム関連の補助金も積極的に活用し、理想の住まいのリフォームを実現しましょう。

 

参考: